Pod Rattle
- audio
- physical-modeling
- web-audio
パンギの種の殻を紐で束ねたラトルを、録音した音を使わずに数式だけで鳴らすシンセである。
Pod Rattleでは、ドラッグで束を振るか、自動で振らせて鳴らす。 殻の素材は種子・竹・真鍮・鉄のプリセットから選び、硬さ・響き・音程・反発係数と、倍音の明るさ・広がり・高域の響き・当たりの硬さをスライダーで変えられる。
長さの違う紐で吊った殻を球とみなし、重力、伸びない紐、殻どうしの衝突と摩擦を 3 次元で約 3 kHz ごとに計算している。 衝突のたびに力積と、Hertz の接触理論による接触時間を求め、その幅の力のパルスで殻を叩く。 硬い素材ほど接触時間が短く、高い倍音まで鳴る。
殻 1 つは 12 本の共鳴で鳴らすモーダル合成である。 共鳴の周波数比・減衰・音量の配分は素材によって連続的に変わり、木では疎で早く消え、金属では密で非整数の比になって長く残る。 叩く位置で共鳴ごとの鳴り方が毎回変わるので、同じ殻でも同じ音は 2 度鳴らない。 物理と合成は AudioWorklet の中で 1 サンプルずつ動いている。